科目 : 機能物性科学

科目詳細

2017
前期
半期
20DFM005
機能物性科学
機能分子科学
2
専門領域
機能物性科学
(1)プラスティックは絶縁体の代表格であるが、化学的な処理を行うことで電気を流すようになる。このような物質群は,「導電性有機分子化合物」、あるいは簡単に「有機導体」と呼ばれている。有機化合物が電気を流すことが知られてから半世紀以上経ち、超伝導体も発見されているが、この「有機導体」を舞台とした多くの特異な現象は物質科学の骨幹となる問題になっている。それは、(1)有機導体の多くが異方性の強い低次元電子系とみなされること、(2)伝導電子間の相互作用が強いこと、(3)伝導電子が分子の内部自由度と強く結合していること、などのきわだった特徴に起因している。本講義では、物質科学のモデル物質である「有機導体」の興味深い物性と背景について概説する。
(2)有機エレクトロニクスは、有機ELディスプレイが携帯に搭載され、大型テレビが商品化されるなど、非常な勢いで発展している。本講義では、有機EL、有機トランジスタ、有機太陽電池などの、有機デバイスについて説明する。また、有機デバイスのバックグラウンドとなっている、有機半導体の光電物性の基礎について説明する。
分子集合体や有機デバイスの電子物性や光電物性の基礎を理解する。
担当教員:平本 昌宏、中村 敏和
開講日:5/9,16,23,30,6/6,13,20 10:30-12:30, 13:30-15:30
中村(5/23, 30, 6/6, 6/20(PM))
平本(5/9, 16, 6/13, 6/20(AM))

(1)1章 低次元導体の世界
2章 有機導体とその電子構造
3章 パイエルス転移
4章 密度波のダイナミクス
5章 クーロン相関と磁性
6章 超伝導
7章 有機導体のトピックスと展望

(2)1章 有機ELデバイス
2章 有機太陽電池
3章 有機電界効果トランジスタ
4章 有機電子写真感光体
5章 有機半導体の光電物性
6章 有機/金属界面
日本語または英語
試験及び出席状況を総合的に判断して成績を評価して,60点以上の者に単位を認める。
1,2,3,4,5 学年
中村(5/23, 30, 6/6, 6/20(PM))
分子科学研究所 明大寺地区 研究棟301室

平本(5/9, 16, 6/13, 6/20(AM))
 分子科学研究所 山手地区 山手3号館2階共通セミナー室
低次元導体―有機導体の多彩な物理と密度波 (物性科学選書)  裳華房 ISBN: 4785326104
オフィスアワー:
授業後,教室または教員室にて。
授業担当教員:
平本昌宏(有機エレクトロニクス、内線5537, hiramoto@ims.ac.jp, 山手4号館602号室)
中村敏和(固体電子物性、内線7381,t-nk@ims.ac.jp,研究棟318室)
専攻

科目情報
履修年度
2017 / 前期
研究科・専攻
機能分子科学
科目番号
20DFM005
科目名称
機能物性科学
単位
2
授業形態
設定なし
科目の概要
(1)プラスティックは絶縁体の代表格であるが、化学的な処理を行うことで電気を流すようになる。このような物質群は,「導電性有機分子化合物」、あるいは簡単に「有機導体」と呼ばれている。有機化合物が電気を流すことが知られてから半世紀以上経ち、超伝導体も発見されているが、この「有機導体」を舞台とした多くの特異な現象は物質科学の骨幹となる問題になっている。それは、(1)有機導体の多くが異方性の強い低次元電子系とみなされること、(2)伝導電子間の相互作用が強いこと、(3)伝導電子が分子の内部自由度と強く結合していること、などのきわだった特徴に起因している。本講義では、物質科学のモデル物質である「有機導体」の興味深い物性と背景について概説する。
(2)有機エレクトロニクスは、有機ELディスプレイが携帯に搭載され、大型テレビが商品化されるなど、非常な勢いで発展している。本講義では、有機EL、有機トランジスタ、有機太陽電池などの、有機デバイスについて説明する。また、有機デバイスのバックグラウンドとなっている、有機半導体の光電物性の基礎について説明する。
聴講・参加資格
専攻
参加状態
参加できません
開催講義
参加可能講義なし