科目 : 極域気候システム論

科目詳細

2017
前期
半期
20DPS009
極域気候システム論
極域科学
2
専門領域
極域気水圏
極域気候は、高緯度大気圏、海洋圏に雪氷圏を含む特異なシステムであり、地球規模の気候の中で、要となる要素を含んでいる。極域気候をシステムとしてとらえ、その構成要素から相互作用まで、気候システムについて広く講述する。極域大気のエネルギー収支から海氷や雲、大気組成等の変動とその影響、大気ー雪氷相互作用、最近の変動まで広く及ぶ。(講義)
極域の大気、雪氷、海洋の現象と関わりを学び、極域の気候を決定する仕組み(気候システム)を理解する。
担当教員:平沢 尚彦
授業計画:15回の講義で以下の課題を扱う。
1.地球温暖化と最近の極域の変化(2回/2)
 (1)ガイダンス、(2)地球温暖化(IPCC報告書)、(3)最近の極域の変化(南極の地上気温の変化、北極海の海氷の減少)
2.気候システムにおけるフィードバック(2回/4)
 (1)アイス‐アルベドフィードバック、(2)温室効果・暴走温室効果、(3)気候感度とフィードバック
3.地球の中の極域の位置付け(1回/5)
 (1)放射収支とエネルギー輸送、(2)大気大循環、(3)南極と北極の比較
4.気温逆転層とカタバ風(2回/7)
 (1)気温の鉛直プロファイル、(2)気温逆転層・温位、(3)カタバ風、(4)地形性ブロッキング、(5)重力波の生成、(6)物質循環への関わり
5.総観規模の大気循環(2回/9)
 (1)擾乱の活動領域(南極と北極の比較)、(2)Atmospheric river、(3)大気成分の長距離輸送(総観規模システムの連携)、(4)テレコネクション(SAM/NAM、ENSO/PSA、NAO)
6.南極域における水の循環(1回/10)
 (1)ダイヤモンドダストと総観規模擾乱、(2)再解析データに基づく南極氷床表面の水収支、(3)水収支解析における課題、(4)地球温暖化の進行と南極氷床の質量変化
7.気候変動(2回/12)
 (1)氷期-間氷期のサイクル(南極アイスコアに現れるシグナル、氷期-間氷期のサイクルの原理)、(2)海洋大循環、(3)北半球‐南半球間シーソー現象
8.トピックス(3回/15)
 (1)オゾンホール、(2)氷床表面融解現象、(3)極域の変化と日本の気候の変化との関連、(4)その他
日本語
講義時に出題するレポート課題を提出すること。レポート、出席状況を総合的に評価する。
提出されたレポート及び出席状況をもとに、到達目標にどの程度到達したかを評価する。優:80点以上、良:80点未満70点以上、可:70点未満60点以上、不可:60点未満並びに単位取得要件を満たさなかった者。
1,2,3,4,5 学年
講義室(C401)
参考書:
「南極・北極の気象と気候」、山内恭著、成山堂
「南極の科学 3.気象」、川口他、古今書院(絶版、研究所図書室蔵書)
"The Antarctic Meteorology and Climatology" by King and Turner
"The Arctic Climate System" by Serreze and Barry
履修条件:極域の気候について関心を有すること
専攻

科目情報
履修年度
2017 / 前期
研究科・専攻
極域科学
科目番号
20DPS009
科目名称
極域気候システム論
単位
2
授業形態
設定なし
科目の概要
極域気候は、高緯度大気圏、海洋圏に雪氷圏を含む特異なシステムであり、地球規模の気候の中で、要となる要素を含んでいる。極域気候をシステムとしてとらえ、その構成要素から相互作用まで、気候システムについて広く講述する。極域大気のエネルギー収支から海氷や雲、大気組成等の変動とその影響、大気ー雪氷相互作用、最近の変動まで広く及ぶ。(講義)
聴講・参加資格
専攻
参加状態
参加できません
開催講義
参加可能講義なし